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ヘルニア手術

椎間板系のヘルニアの場合には、数ヶ月、無理をしないで安静でいる保存療法をしておくと、治ってしまう場合が多いようです。しかし、この保存療法が効果がなかったり、数ヶ月かかる保存療法を待てない場合には、ヘルニアの手術に移行することになります。

ヘルニア手術には以下のような種類と特徴があります。

①ラブ法(LOVE法)
全身麻酔の下、背中を5cmほど切開する手術方法です。腰椎椎間板ヘルニアの場合、腰椎の一部を削り取り、椎間板から脱漏した髄核を切除します。手術時間は30分〜1時間程度かかります。1週間から3週間で退院できます。

②内視鏡下ヘルニア摘出術
全身麻酔を使ってヘルニア部位を摘出する手術方法です。背中側を1.5cmほど開き、そこから内視鏡と管を挿入して、モニターを見ながら、髄核を摘出します。術後の痛みも少ないです。手術時間は1時間程度で、入院期間は1、2週間ほどです。

③経皮的髄核摘出術
局所麻酔を使って、X線を使いながら、直径4mm程度の管を入れ、そこから鉗子を出して、髄核を摘出する方法です。手術時間は30分から1時間程度で、日帰りも可能です。

④脊椎固定術
手術で神経への圧迫を除いた後、不安定になった脊椎に対して、骨の移植や金属を入れて椎体を固定する手術。

ヘルニア手術をした後では、日常生活が一時的に不便になりますが、完治した後は、再発しないようにヘルニア体操などを使って身体のバランスを取るように心掛けましょう。


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Posted by yuge3 at 10:09