スポンサード リンク

ヘルニア治療法

ヘルニアとは、組織や臓器が正常な位置からはみ出した状態です。身体の中で主にこのような状態が現出してくるのは、脊椎の中にあるクッション役の軟骨である椎間板と、腹部の小腸などの臓器です。前者を椎間板ヘルニアといい、背骨を構成する24個の骨の間に挟みこまれる椎間板の位置する場所によって、頸椎椎間板、腰椎椎間板ヘルニアなどに分類されます。一方、腹部にできる、臓器の脱出が原因のヘルニアの代表が、鼠径ヘルニアです。ヘルニアという状態はこの他にも様々な部位に発生します。

ところで、ヘルニアの治療には、手術しかありません。ただ、鼠径ヘルニアのように、身体の外側から物理的に押し戻すことでヘルニアの状態を対症的に治すという方法がとれるヘルニアもあります。押し戻しのに使用するものが、ヘルニアバンドと呼ばれるものです。しかし、これは治療というより単なる処置に過ぎないので根本的な治癒を望むことは難しい。そこで、以下では、各ヘルニアに関する手術法をみていきます。

①ラブ法
椎間板ヘルニアの手術法の一つ。腰椎の一部を削り、神経を圧迫しているヘルニア状態の箇所を切除します。

②MED法
内視鏡下ヘルニア摘出術と言われるもので、1998年に日本に導入された手術法。傷口が小さく体の負担が少ないので早期退院が可能。

③レーザー治療
経皮的レーザー椎間板減圧術が正式名称。ヘルニアの箇所をレーザーで焼くという方法です。早期で小さなヘルニア向きで、入院の必要はありません。

④経皮的骸核摘出術
レーザー治療と同様、日帰り手術の一つ。背中から管を入れ鉗子を使ってヘルニア部分を切除。レーザー治療と異なり、保険適用です。


同じカテゴリー(手術)の記事
ヘルニア手術
ヘルニア手術(2008-01-10 10:09)


Posted by yuge3 at 11:17